個人契約の家庭教師をしている大学生の方で、まじめに「確定申告」して「納税」している人はどれくらいの割合いるのでしょうか？年間の報酬が基礎控除の３８万円を超えていなければ、申告しても税金がかからないので「結果同じ」ですが、それを超えている人はどうなのでしょうか？
そもそも「個人契約」の家庭教師の契約形態は？
「ご家庭」と「先生」との間の契約形態により税金が異なってくる可能性があります。
生徒さんのご家庭から「バイト」として雇用されているのであれば、「給与所得」になるので基礎控除３８万円以外に給与所得控除６５万円が控除できるので年間１０３万円までは税金がかかりません。
一方、「業務を請け負っている（=業務請負）」という契約だとすると、（給与ではないので）給与所得控除はないので基礎控除３８万円を超える分は所得税がかかってくるのが原則です。もっとも「家庭教師」が「家内労働者等の必要経費の特例」に該当するとすれば、給与所得控除と同様に６５万円が経費として控除できますので、年間１０３万円までの報酬は税金がかからないことになります。家内労働者等とは、「特定の人に対して継続的に人的役務の提供を行うことを業務とする人」ですのであてはまるような気もしますが、所轄の税務署次第となるのではないでしょうか？
いずれにせよ、確定申告は国民の義務ですので、個人契約の場合であっても必ず確定申告をしましょう。